金運招来・良縁開花の神社
金家来神社(カナヤゴジンジャ)
宇部市維新山の宇部護国神社の敷地内にある金家来神社は、2017年11月14日に島根県安来市の金家来神社より御勧請した神社です。
祭神「金屋子神」の御分霊を頂き、平成30年2月11日当地に御遷座致しました。
「金屋子神」は、日本の「たたら製鉄」の生みの親であり、金を生み出す神様(金運)、また、生活を守る神、魔除け、五殻農穣、産業発展の神として崇敬されています。
社殿天井には、指画家として活躍されている濱田珠鳳先生の作品「昇運龍神之図」が奉納されています。宇部市にお越しの際は、ぜひ金家来神社へお越しください。
ご祈祷内容
厄除け / 大厄焼払い神事
結婚記念祭
一願達成
七五三祭り
年賀祭
地鎮祭
人形供養祭
筆供養祭
金家来神社の由来
御勧請
平成二十九年十一月十四日島根県安来市広瀬町西日田の金屋子(かなやご)神社より鉄(金)作りを伝えたご祭神の御分霊を「武士の命の刀の守り神」として御勧請(ごかんじょう)
御祭神
金屋子(かなやご)神。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)の孫。金山彦命(かなやまひこのみこと)・金山姫命(かなやまひめのみこと)の子。
たたら製鉄技術を伝授した神。鉄(金(かね))の生みの親。鉄(金(かね))の守り神。
御神威
金運招福・貧乏縁断截(だんせつ)(貧乏縁を断ち切って金運や福を招く)
幸運招来・破邪(はじゃ)顕正(けんせい)不正(魔)を破って正義(真)をあきらかにし、幸運を招く
良縁開花・悪縁断絶(悪縁を断ち切り良縁を結び物事を発展・開花させる)
「金屋子神」の由来と「金家来神社」
金屋子神の御本社、島根県安来市広瀬町西比田にあります「金屋子神社」に伝わる「金屋子祭文雲州比田ノ伝」に依れば、金屋子神は、村人が雨乞いをしていたところへ雨と共に播磨国岩鍋(兵庫県千草町岩野辺)に天降り、吾は金作りの金屋子神である、今よりあらゆる金器を造り、悪魔降伏、民安全、五穀豊穣のことを教えようと、かくして磐器をもって鍋を作り給うた。故にこの地を岩鍋という。
だが、此処には住み給うべき山がなかった。そこで、吾は西方を司る神なれば西方に赴かんとして、白鷺に乗って西国へ赴き、出雲の能義郡黒田奥比田の山林に着き給い、桂の木に羽を休めておられるところ、たまたま狩りに出ていた安部正重(金屋子神社宮司の祖先)が発見し、やがて神託により、長田浜部朝田長者なる者が宮居を建立し、神主に安部正重を任じ、神は自ら村下(むらげ=技師長)となり給い、朝田長者の集めた炭と粉鉄(砂鉄)を吹き給へば、神通力の致すところ、鉄の涌くこと限りなしとある。
神は、此の地で「たたら製鉄」を起こしたのである。たたら製鉄とは、炉と木炭と砂鉄で鉄を作り出す製法で、出来た鉄の塊を鉧(金の母と書いてケラと読む)といい、その中の上質の鉧を敬意を表して「玉鋼(たまはがね)」と呼び、これが日本刀の材料となる。
依って武士道精神を有するご祭神をお祀りする当宇部護国神社から倫理道徳の基を成す武士道精神を取り戻し、倫理道徳心の薄れた世の中を良くしようと「金屋子神」を御勧請するに至ったのである。
「金家来神社」と命名したのは、神の啓示(お告げ)によるもので、総本社「金屋子神社」の家臣的存在であることを内意すものある。
「金屋子神」の名は神話には出て来ないが、ヤマタノオロチ神話は、「金屋子神」の伝えた、たたら製鉄を神話にしたものです。
尚、当社のご神体は、玉鋼ですが、現在の「日刀保たたら」の村下、文部科学大臣認定(二〇一七年現在)の玉鋼製造「たたら吹き」の選定保存技術保持者、人間国宝製造の玉鋼です。
また「金屋子神」は雷雨と共に高天原から降臨された故に、多くの関係神社には、雷雨をもたらす龍の絵や彫刻が施されています。
当神社も、神社隆昌を祈り天井絵に「昇運龍神之図」を施しました。此の龍神之図は鳥取県米子市在住の日本唯一の指絵画家、中国指絵画研究協会所属、天津美術学院客員教授濱田珠鳳先生のご奉納です。
金家来神社社殿天井絵「昇運龍神之図」
指画家として活躍されている濱田珠鳳先生の作品『昇運龍神之図』
宇部護国神社の敷地内にある金家来神社は、2017年11月14日に島根県安来市の金家来神社より御勧請した神社です。
金家来神社に奉納されている『昇運龍神之図』は、指画家として活躍されている濱田珠鳳先生の作品です。
当神社には、2017年12月22日に奉納していただきました。
先生の描かれた指画を飾ると運気が上がり、良いことが起こると言われており、縦190cm×横285cmの作品は今にも動き出しそうな迫力で参拝者を出迎えパワースポットとなっております。
宇部市にお越しの際は、金家来神社の『昇運龍神之図』を見にぜひお越しください。